「交換留学に申し込むために志望動機を書かないといけないけれど、志望動機の書き方がわからない。」
志望動機には読み進めたくなる構成があります。今回紹介するテンプレートに沿えばあなたにしか書けない、唯一無二の志望動機が完成します。
大学の協定校への交換留学の場合、学内で厳正な審査があることが多いです。
私は大学生の時、交換留学制度を利用し英語圏の国に1年間留学していました。
派遣先決定の前に英語での志度動機の提出、小論文(英語)、面接(英語と日本語)の3つの選考がありました。
最初に提出する志望動機は、後の面接で使用される大切な資料です。しっかりと作りこまなければ、面接で突っ込まれたときに上手く回答ができません。
今回はあなたらしい志望動機を作るための実践的なテンプレートを紹介していきます♪
留学の志望動機の作り方!自分だけの志望動機を作る!
留学へ行く前の最初の関門が志望動機を書くことですよね。
視野を広げたいとか、いろんな経験をしたいとかあるけれどベタでみんなと被りそうでなんだかな~。
自分らしい志望動機を作りたいけれど、その方法がわからないあなたのために志望動機を作るときのポイント3つを紹介します。
- 自分だけの思いやエピソードを盛り込む
- 将来像から逆算して留学が必要な理由を書く
- 学校が留学を経てどのような人物になってほしいかを想像する
ポイントごとに良い例と悪い例も紹介しているので、志望動機作成の参考にしてください♪
自分だけの思いやエピソードを盛り込む
志望動機の最重要ポイントはあなたにしか書けない内容にすることです!
実際に海外へ行ったことがある方ならばその経験を、海外経験がない方は、留学へ行きたいと思ったきっかけを書いてみましょう!
自分自身の経験はあなたにしか書けないので、必然的に他の人とは被らない志望動機になります。
選考をする先生方も同じような文章は読み飽きるので、他の人にはないエピソードは印象に残ります!
悪い例…近年グローバル化が進み、英語の重要性が高まっているから留学へ行きたいです。
悪い例で挙げたグローバル化は誰にでもあてはまる世の中の流れなので、あなたらしさを表現できていません。
留学へ行きたい1つの理由としては、良いかもしれませんがあなただけのエピソードにはなりませんね。
では、どのような文章だと良いのか見ていきましょう!
良い例…大学の授業でアメリカから来た留学生と交流し、文化の相互理解に興味を持ったため留学へ行きたいです。
どうでしょうか?自分の経験から書かれている文章なので、よりリアルで伝わりやすい文章になったと思いませんか?
どんなに小さなエピソードでも良いのであなただけの経験を1つ志望動機に盛り込んで、他の志望者との差別化を図りましょう!
将来像から逆算して留学が必要な理由を書く
大学卒業後にどんな大人になりたいかを考えてみて、どうして留学があなたにとって必要なのかを逆算していきます。
将来から逆算することで、文章に論理性が増して説得力のある志望動機を作ることができます!
将来どんな大人になりたいかわからないという方は、今の時点で憧れる働き方をしている知り合いをあげてみてください♪
悪い例…留学先では英語力を高めて流ちょうに英語を話せるようになりたいです。
これでは、英語の能力を高めるという手段が目的にすり替わってしまっています。
これを「手段の目的化」と言い、とある目的実現のためにその手段を選択したはずなのに、その手段を実行すること自体が目的化してしまうことです。
英語はコミュニケーションのツールです。英語力を高めるという手段の先に、あなたの真の目的があるべきです!
良い例…将来は日本企業の海外進出のサポートをする企業で働きたく、そのために英語力及びグローバル感覚を学生時代から養いたいです。
このように将来像とそのために留学がどのように生きてくるかを具体的に記載することで唯一無二の志望動機になります。
学校が留学を経てどのような人物になってほしいかを想像する
交換留学の場合、派遣学生は学校の代表者いわゆる学校の顔として協定校の関係者に見られることになります。
そのため、学校側も勉強や現地での活動に一生懸命取り組んでくれる人を採用したいと思うはずです。
あなたはそれに応えることができる!ということを志望動機の中で示す必要があります。
具体的にどの分野の学習を進めたいのか、学外活動でしてみたいことなどを下調べして盛り込みましょう。
下調べをしたあなたの努力は、選考をする担当者に伝わるはずです!
留学の志望動機の実際の例文とテンプレートを紹介!
自分らしい留学の志望動機のを作るポイントは以下の3点でした。
- 自分だけの思いやエピソードを盛り込む
- 将来像から逆算して留学が必要な理由を書く
- 学校が留学を経てどのような人物になってほしいかを想像する
これらのポイントを踏まえて実際に、どんな構成で志望動機を書いたら良いかを例文付きでご紹介していきます。
絶対に受かる留学の志望動機テンプレートはこちら
このテンプレートに沿って書けば、まず書類選考は通ります。
- 将来やってみたいこと
- 1の理由
- 1の達成に必要な能力
- その国や大学を選択した理由(国の特色や大学の強みなど)
- 将来やりたいことに対して、その国への留学が良い選択である理由
- 留学先ではどの授業を取りたいか、またはどんな活動をしたいかを具体的に記載
このテンプレート沿って書くことで、読み手にはあなたが将来を見据えて留学という手段を選んだということが伝わります。
また、あなた自身も志望動機を書くことで、将来を考えるきっかけになるのでより充実した留学生活を送れること間違いなしです!
それぞれについてワンポイントアドバイスがあるので書く時の参考にしてください♪
1.将来やってみたいことを挙げる
現時点での10年後のありたい姿を想像してみましょう。現時点で思っていることや憧れていることで大丈夫です。
海外に住みたい、起業をしてみたい、グローバル企業で働きたいなど様々な願望があるかと思います。
あなたの理想の10年後の姿を、志望動機の最初に持ってくることで他の人の志望動機と導入から差別化ができます。
将来やってみたいことが浮かばない方は、あなたの10年後の年齢に近い知り合いや著名人などを調べてみましょう。
こんな生き方をしたいと思うロールモデルを探して参考にしてみてください。
2.将来やりたいことの理由
将来やりたいと思うようになったきっかけを簡潔に書きましょう。
3.将来やりたいことの達成に必要な能力を考えて書く
ここからが少し難しくなってきます。あなたが書いたやりたいことに必要な力を具体的に思い浮かべてみましょう。
例えば、将来グローバル企業に勤めて活躍したいという目標を設定したとします。
その場合、英語力はもちろん国際感覚が必要になってきますね。
このように、あなたの目標に対して必要な能力を細分化してみてください!
4.その国や大学を選択した理由を書く(国の特色や大学の強みなど)
次に、あなたが志望している留学先の特色や、大学の得意な勉強分野などを書き、下調べをするほど本気であることをアピールをしましょう。
例えば、アメリカは世界のビジネスをリードする立場で学生でありながら起業をする人も多いです。
5.将来やりたいことに対して、その国への留学が良い選択である理由を書く
ここでは、3と4で書いたことを繋げる作業を行います。
例えば、「留学先では英語力と国際感覚を身に着けたいです。志望するアメリカの大学は著名な起業家を輩出しており生きたビジネスを学べると考えています。」
あなたのしたいことと、その国でできることを繋げてることで論理性と現実味が増していきます!
いよいよ志望動機もラストスパートです!
6.留学先ではどの授業を取りたいか、またはどんな活動をしたいかを具体的に書いてみる
ここが下調べの成果の見せどころになっています!
具体性を持って授業や、現地でのプランを書くことで志望動機の深みと現実味が一気に跳ね上がります。
そして、最後に「以上の理由からこの国への留学を志望しています。」とシンプルに締めると完璧な志望動機が完成します。
留学の志望動機の実際の例文はこちら
実際に先ほどのテンプレートを使った志望動機の例文をご紹介します。
- 将来、貧困をなくすために起業をしたいと思っています。
- ある日テレビで見た○○(国名)の現状に驚き、現地へ足を運んだところ地域内での貧富の差の現実を目の当たりにしました。そして、ビジネスの力で格差を是正したいと考えるようになったからです。
- 実現のためには、国際的なビジネス感覚が必要だと考えています。
- アメリカは世界一の起業大国で、さらに世界のビジネスを長年にわたってけん引してきた国です。
- 国際感覚を身に着けるには、ビジネスの最先端で学べる環境が必要だと考えています。
- 現地では、経営学やビジネス英語、文化の授業などを履修する予定です。その傍らで、現地企業でインターンシップを検討しています。
いかがでしょうか?テンプレートに沿って具体的に書くことを意識しただけで、こんなにリアリティのある志望動機を書くことができました!
自分自身の経験が盛り込まれているのでその人にしか書けない志望動機であることは間違いないですね。
ご紹介したテンプレートを基に作った例文でもこのクオリティになるので、あなたが練りに練った志望動機はとても素敵な文章になることでしょう♪
ぜひ参考にして、書いてみてください!
留学の志望動機を英語で書く!英語版の例文はこちら!
留学の志望動機を英語で提出しないといけないんだよね~
留学の志望動機なので英語で提出を求める学校も少なくありません。
こういう場合は、あなたの英語能力を試しているのかもしれないので絶対にミスはできませんよね。
志望動機に使える例文やイディオムを、3種類ご紹介するので使ってみてください!
志望動機だけではなく、英語面接などでも使える便利なフレーズですので是非ご一読ください😊
留学へ行きたい理由とそのきっかけ
必ず聞かれますし、志望動機にも盛り込む志望動機に関する使えるフレーズはこちらです。
- I would like to ~. The reason why~. をしたいです。その理由は~です。
この表現はご存じの方も多いかもしれません。日常会話よりもフォーマルなニュアンスなので志望動機に使う表現として最適です。
何を勉強したいのか
- Specifically~.具体的には~。
学習内容に関しては具体的に書くことが多いでしょう。
「I would like to study businesses,specifically management」のようにより具体的に持っていくために便利なフレーズです。
将来どのような人物になりたいか
- achieve~.~を成し遂げる。
- admire~.~憧れる。
憧れる人物や、成し遂げたい目標を書く時にはこのような表現を使うことでフォーマルな言い回しになります。
まとめ
- 留学の志望動機は自分だけのエピソードを盛り込むべき
- 将来像から逆算して志望動機を作成する
- 留学の志望動機を具体的にするためにこの記事のテンプレートを使おう
- 志望動機を英語で書く時には、フォーマルな表現を使う
いかがでしたでしょうか?留学最初の関門である志望動機をゼロからでも作れるようにテンプレートに起こしてみました。
あなたの留学が実りの多いものになるように祈っています!
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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